自動車保険なんて、
とりあえず入っておけばいい。
安ければ安い方がいい。
弁護士特約?
なんじゃそりゃ?
オプションなんていらない。
恥ずかしながら、
私の自動車保険の知識なんて、
その程度でした。
あなたは、いかがですか?
もし、あなたが、
私と同じような考えだったなら、
ぜひ、この体験をお読みください。。
すこし怖い思いをした体験です。
自動車保険…
ちゃんと考えて入った方がいいですよ。
事故は突然…。どこかのCMみたいだけれど、それは本当だった。
本当に、それは、突然やってきました。
赤信号で停止中のこと。
前の信号が青になるのを凝視しながらひらすら待っていた、その時…。
いきなり後方から衝撃が…
なんだろう、心臓がヒヤッとして、
身体がガガガって揺れて、
前に少し浮いたような…
で、なんでだか、すぐにわかりました。
これ、ぶつけられたな。
後ろの車から、すぐにチャラいお兄さんが降りてきていきなり言った。
ちょっと、横に寄せて。警察呼ぶし
お巡りさん呼んで、その指導の下、
お互いの免許書確認して、
自賠責保険も確認して、
電話番号も交換した。
相手の車は、前のバンパー?が外れて、
少し傷がついてた。
マメムの愛車ヘッポコーは、
完全に後ろがグシャッとつぶれていた。
まあ、軽自動車だしね。
連絡して。逃げも隠れもしないから。
そう言い残して、お兄さんは去っていった。
おい。
去ったよ、どーする?
いいのか?
何せはじめてのことで、マメムは全く勝手がわからず。
お巡りさんを捕まえて不安な胸の内をとつとつと語っていた。
いくら普段は口から生まれたのかと言われるマメムでも、この時ばかりは、流ちょうには話せず。
とつとつと話すのが精一杯。
そんなマメムにお巡りさんは優しく言った。
身分も明らかにしてるし、逃げも隠れもしないって言ってるから大丈夫だと思います。
保険に入ってるでしょ? 後は保険会社に任せて。心配しないで。
ああ。
マメムは、そんなに警察の人に良い感情は持っていなかったのだけれど。(ゴメンナサイ)
でも、優しさが身に沁みましたよ。
嬉しかったな。
あとで、相手の身分がでたらめであることが判明するまでは…
連絡先は本物だったから良かったけどね。
そして、思い出した。
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu07.png)
そうだ。保険に入ってたわ。
後は、保険会社との話し合いで済むと、心の底から思ってました。
事故は、災難だったけれど、「任意保険」入ってて良かった。
後は任せよう。
事故なんて初めてだし。
何したらいいのか全くわからんし。
でも、だからこその任意保険。
確か、CMでもやってた…
お任せください。事故の交渉もお引き受けします。
この時、マメムが入っていた保険会社は、そのCMの会社ではなかった。
でも、保険会社なんて、だいたい同じことしてくれるのだろうと信じて疑わなかった。
さっそく保険会社に連絡した。
「お身体は、大丈夫ですか?」
そう聞かれたときは、なんか嬉しかったな。
でも、そこまでだった。
警察には連絡済みだと伝え、
そして、事故の状況を語った時だった。
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
後ろから衝突されました。
そう話すとと、保険会社は言った。
では、お客様には責任はございませんね。
まあ、そうだわ。信号待ちで停止中だったし。
保険会社の人は続けて言った。
過失割合が10対0ですと、弊社は示談などの交渉はできません。弁護士以外の人が、利益を目的として法律事務を仲介してはいけないという法律があるので弊社は関わることができないのです。
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
つまり…何もしてもらえないと?
だったら、あのチャラい兄ちゃんと、マメムは直接話すのか?
保険会社は、無情にもこう言った。
お相手の方の保険会社とお話下さい。
10対0で自分の過失が0だと、保険会社って相手と話してくれないなんて…
なんてこったい!
でも、この時、マメムは、
「相手と直接話すのは、最初だけ。後は相手方の保険会社とのやり取りで済む」
と考えていました。
1回だけ我慢しよう。
そして、めちゃくちゃ頑張って相手方に連絡したのです。
任意保険は使わない! 相手方はそう言った。
メチャクチャ頑張って電話したマメムに、相手方は、衝撃的な一言を発した
任意保険使いたくないし。等級下がるし、免許も俺、一応、ゴールドだし。
と、ホントにちょっと何言ってるのか分からないんですけど?
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
任意保険に入っているのに使わないんですか?
それは俺の自由だろ!
まあ、そう言われたらそうなんだけど。
マメムは、とりあえずできる限りの説得を試みた。
しかし、いかんせん知識もなく押しも弱い。
相手は威圧感をましてくる。
なんか怖いし。
すると相手はのたまった。
保険会社を通したら、10対0ではなくなるよ。アンタの保険の等級も下がるよ。それでもいいの?
後で分かったけれど、これは大ウソ!
でも、そんなことは知らないマメムは、必死でこう言った。
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
10対0じゃなくてもいいです。私に過失があるなら、ちゃんと支払います。そうなれば、保険会社が話してくれますし。保険会社同士で話し合ってもらった方が、後々、安心ですし。今は、大丈夫でも、一応、病院にも行っといたほうがいいと思いますし。あの、アナタも行ってください、病院。私、等級さがってもいいので保険を使いたいんです。
相手は、冷たく言い放った。
病院? 行くなら行って。修理代も通院代も払う。その代わり、保険会社はつかわないから。
マジで意味が分からないんですけど?
これは、マメムには無理だと瞬時に悟った。
頑張れ! 保険会社はそう言った。
交渉してくれないのは、もうわかっていたけれど、
他に頼るところもないので保険会社に電話した。
相手方が任意保険を使ってくれないことを話すと、
保険会社の事故担当はこう言った。
マメム様。マメム様は、過失がないんですよ。
それとも、何か自分も悪かったと思ってらっしゃるのですか?
もっと、堂々と保険を使えとお伝えください。
頑張って!
これ…
本当の話です。
このセリフ…
盛ってません。
「頑張って」って本当に言われた。
なんだよ。
それ。
頑張ってるんだよ。
マメムは。
初めて事故にあって、
そりゃ、他の方々に比べれば、
対したことのない事故ですよ。
でも、
本当に精神がマイッテイルンダヨ。
身体も痛くなってきたから、
なんか不安だし。
それで交渉まで自分でしろって、
何のための保険やねん。
電話口で、メソメソしていたら事故担当はため息まじりに言った。
マメム様、弁護士特約もつけておられませんしね。
おお~
弁護士特約~
そうか、弁護士特約ってこういう時のためにあるのか。
いや、だって、保険会社が交渉してくれないことがあるなんて知らなかったもの。
だから、事故ったら保険会社が入ってくれるし、別にいらないかって思ってしまったんだよ。
無知って罪だ。
弁護士特約付けてればよかった。
結論から言えば…
マメムの事故の相手は、実は任意保険に加入しておられなかったのです。
まあね。
あくまで「任意」の保険だからね。
加入していないことを責めたりはできない。
任意保険に加入していないことを言えなくて、なんか強気にでちゃったらしいのね。
あとで謝ってくれました。
でも、こういう「任意保険未加入」の人も世の中には結構いらっしゃるのかもしれない。
そういうときには、弁護士さんに交渉とかしてもらった方が、絶対に安心ですよね。
お怪我担当の保険の人が活躍してくれました。
とにかく、事故に会ったら、身体は大丈夫と思っていても、病院には必ず行った方がいいです。
後から痛くなるからという事もありますが、もう一つ理由があります。
マメムの場合、最初に話した「事故担当」の人は、ただ「頑張れ!」の一点張りでしたが、
後から付いた「お怪我担当」の人が相手方とのやり取りをしてくれました。
「頑張れ」の一点張りだった「事故担当」の人に、
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
相手方にも伝えましたが、病院に行きました。通院します。
そう伝えたとたんに態度が変わった。
通院ですか。かしこまりました。すぐに「お怪我担当」から連絡いたします。
そして、本当にすぐ「お怪我担当」なるお姉さんから連絡が来ました。
そして、なんと相手方に連絡すると言ってくれたのです!
お相手の方にご連絡して、治療費のご相談をさせていただきます。マメム様がお相手と直接、お話になることはありません。
へっ?
どういうこと?
だって、10対0なら交渉できないのでは?
対価を得る交渉などはできません。治療費は対価ではございませんので。
まあ、いろいろ説明してくれたのですが…
理解できず…
ただ、もう、自分で交渉しなくてもいいという喜びに満たされて…
ご安心下さい。どうぞお身体のことだけお考え下さい。
お姉さんは、優しく言って電話を切った。
肩の荷って、本当に降りるのね。
一気に身体が軽くなった気がしました。
通院しなくても大丈夫かも具来軽くなった。
でも、通院はしたけどね。
結局、2ケ月以上通院したわ。
で結局、なぜ、「お怪我担当」は相手方と話してくれたのか?
それは、交渉ではないからです。
つまり、「10対0」で自分がゼロの場合、保険会社は、車の修理代とか示談の話とかはできないけれど、相手に治療費のために「保険」を使ってくれとかは言ってくれるのです。
あんまりきちんと理解はできてないけれど…
「お金をもらう」とか「お金をいくらにしてくれ」という交渉は弁護士さんじゃないとできないとのこと。
でも、治療費は、かかった分を請求するだけなのでマメムの懐が潤うわけではない。そういう「手続き」みたいなことは保険会社でもできるということらしい。
とにかく、「お怪我担当」の人が相手とやり取りしてくれて、相手の「自賠責保険」で治療費等は出ることになりました。
車の修理代は泣き寝入りだけどね。
自動車保険は、安さだけで決めちゃダメ! ちゃんとオプションも考えて!
来年は、マメムも自動車保険の契約を全面的に見直します。
オプションも面倒だけど吟味します。
そして必ず
弁護士特約つけます!
デフォルトで付いてる保険会社もあるしね。
そちらも考えてみようと思います。
どうか、アナタも自動車保険を金額だけで見直さずに吟味してみてください。