1分間とか、3分間とか、毎回、話しているとネタ切れになっちゃいますよね。
そんな時は、本屋さんに行きます。
まあ、図書館でもいいですけど。
スピーチネタの作り方、簡単な1つの方法をご紹介。
誰でもできるので、参考にしてもらえれば幸いです。
今回は、テーマがフリー(自由)なことが前提です。
会社なんかで、業務ネタ限定などの括りがある場合には使えないので悪しからず。
本屋さんに行きます。タイトル眺めながら歩きます。それだけ。
1分間でも、3分間でも、スピーチを作る手間は同じですよね。
もっと言えば、30分のスピーチだって、基本の作り方は同じです。
「1分ぐらい、テキトーに話せるわ!」という人は、もともと、このブログにたどり着いてはいないでしょう。
1分間、どう話せばいいのか、何を話せばいいのか迷っているから、お越しいただいたのですよね?
わかります!
何を話せばいいのか、考えれば考えるほど、よく分からなくる気持ち。
一応、マメムは、20年以上、人前で話しをする仕事をしています。
毎回、話初めの「つかみ」のために、小ネタを用意するけれど、それは悩みます。
ネタも尽きるしね。
そんな時は、たいてい本屋に行きます。
そして、ただ歩き回ります。
まあ、趣味なんですけどね。
本屋さん行くのが。
でも、ほとんど、立ち読みはしない。
とにかく、タイトルを見て回る!
とにかくタイトルを見て回る!
それだけ。
けっこう面白いですよ。
タイトルだけでは、内容の分からないものもあるし。
インパクトありすぎって思うものもある。
もしくは、だいたい、タイトルだけで内容がわかるものもある。
上手いですよね、そういうの。
ネタ探しで歩くなら、
おすすめは、新刊コーナーとか、エッセイのジャンルかな。
漫画のタイトル見て歩いても、あんまりネタは浮かびませんよね。
好きだけど…
普段、自分が行かない分野の本を見て回るのも楽しいものですよ。
とりあえず、歩いて、見て…
ネットでも見れるじゃん!って思いましたか?
まあ、そうなんだけど…。
歩いて見て回るメリットは2つ。
(あくまでマメムの持論)
- 身体を動かしながら感じる方が、よりいいアイディアを思いつく。
- 思いがけない出会いが転がっていることがある。
だから、できれば、本屋さんや図書館に出向くことがオススメかなぁ。
それで、見て回っているうちに、
あれっ、なんだろう?と思って、ふっと、自然に手が伸びる本があれば大当たり!
手に取って表紙の裏表、帯をじっくり眺めましょう。
そしてね、ここで、考えるのです。
どうして、私は、この本が気になったのだろう?
タイトルから、何を感じて、手に取ってしまったのだろう?
はい!
ここまでで、本は元の位置に戻してください。
いや、もちろん、購入されても、問題はありません。
ただ、スピーチを作るのに内容は必要ありません。
本の内容を語るのは、そりゃ、本のご紹介になってしまいますよね。
そういうスピーーチも個人的には、良いなぁと思います。
マメムも、本のオススメは、時々、しますから。
でも、毎回、本を読んで内容を話す、というのは大変ですよね。
とりあえず、今回の方法には、本の内容は必要ありません。
どうして気になった? ありきたりの感想でOKです。
なぜ、そのタイトルに興味を持ったのでしょう?
この間、マメムも本屋さん巡りをしました。
そこで、手に取ってみた本は、これです。
介護施設で日々奮闘されている方々の本…だと思います。
マメムがタイトルから受けた感想は…、ありきたりですよ。
こんな感じです。
- いくつになっても笑いって大切なんだな。
- こんなに、本を出版するほど、一生懸命にネタを考えて笑わせる努力をしてるんだな。芸人並だ。
- そういえば、松岡修造さんが、TVで言ってた。どんなにメンタル落ち込んでも、夜寝るときには無理やり笑顔を作って、笑い顔のまま寝るって。その自分のやっている姿に笑えるらしい。
- そういえば、病を患った友人が、笑うのが身体にいいからって、面白小話の本読んでたな。
まあ、これぐらいでいいでしょう。
こんな感じで、タイトルから連想ゲームみたいに自分の思考をポンポン飛ばしていくわけです。
大切な事は、アナタの感想を1つで終わらせないことです。
必ず複数の感想を!
なんの関係も脈絡もなくていいので、箇条書きにでもしてみてください。
特別に面白いことや、奇をてらった考えが浮かばなくてもいいのです。
それを、スピーチにします。
聞いて聞いて(テーマ)を決めましょう。
マメムは、テーマのことを「聞いて聞いて」と勝手に名付けて使っています。
スピーチなんてね、講義じゃないんだから、「テーマ」なんて堅苦しく考えなくていいのです。
これ、毎回、言っているのですが、
「聞いて聞いて」
「ちょっと聞いて」
そう、思える何かがあれば、スピーチはできたも同然です。
1分でも30分でも、それは同じ!
今回の例えで、スピーチを作ってみましょうか。
タイトルから受けた印象は…、
「笑いって大切なんだな」ということ。
なので、今回は、これを「聞いて聞いて」にします。
簡単ですね。
連想したことをつなげていきます。
それでは、連想したことをつなげていきましょう。
今回の「聞いて聞いて」は、「笑いって大切なんだな」ですから、それを最初に言います。
こんな感じかな…
今日は、「笑うことって大切なんだな」と感じたので、そのことについて話したいと思います。
これで、聞いている人に、アナタが何の話をするのか、ちゃんと伝わりました。
面白小話をするとき以外は、たいていの場合、「聞いて聞いて」つまり「言いたいこと」を最初にハッキリさせた方が相手に伝わりやすいです。
特に、スピーチの時間が短ければ短いほど効果的ですね。
後は、箇条書きにした感想を適当につなげます。
こんな感じ。
先日、本屋さんで、「シニアを笑わせる49のネタ」という本を見つけました。
介護士さんが編集された本のようです。
こんな本を出版するほど、一生懸命にネタを考えて笑わせる努力をしてるんだ、芸人さん並だなと。
タイトルを見ただけですが、本当に、いくつになっても笑いって大切なんだなと思いました。
そういえば、松岡修造さんが、TVで言っていたのですが、どんなにメンタルが落ち込んでいても、夜寝るときには無理やり笑顔を作るそうです。
そして、その笑った顔のまま眠るのだそうです。
その自分のやっている姿に笑ってしまって気分が回復すると仰っていました。
また、私には病を患っている友人がいるのですが、笑うことが免疫力をあげるのにいいと、面白川柳の本を読んでいました。
とりあえず、こんなものでしょうか…。
接続詞とか言い回しとか、あまり深く考える必要はありません。
文章と違って、言葉は流れていきますから、そこまで、カチカチに文体を気にして話さなくても、結構、大丈夫なものです。
最後に、自分に適用したことを付け加えます。
今回で言うなら、「笑いが大切」だと感じた自分は、今後、どうするか?ということですね。
文章にして、改めて言うと難し気に感じますけど…。
大げさなことじゃなくていいです。
例えば…、
これからは、意識して生活に笑いを取り入れよう!
みたいな感じでいいと思います。
それを、少しアレンジ?して…
こんな風にしてみますか…
自分自身のことを考えてみると、明らかに生活に笑いの要素が少ないかなと感じます。
頑張って「笑う」というのもおかしいかもしれませんが、なるべく意識して「笑い」のある生活を心がけたいなと思わせられました。
最後の締め言葉を「思いました」にすると、なんだか、小学生の作文みたいな印象になってしまいますよね。
そこは、意識して別の言葉に置き換えるようにしましょう。
「思わせられました」
「考えさせられました」
「感じました」
「実感しました」
「強く感じました」
「学びました」
その他、似たような言葉に置き換えて話してみてください。
後は、全部の要素をつなげるだけです。
それでは、今までの文書をつなげてみましょう。
今日は、「笑うことって大切なんだな」と感じたので、そのことについて話したいと思います。
先日、本屋さんで、「シニアを笑わせる49のネタ」という本を見つけました。
介護士さんが編集された本のようです。
こんな本を出版するほど、一生懸命にネタを考えて笑わせる努力をしてるんだ、芸人さん並だなと。
タイトルを見ただけですが、本当に、いくつになっても笑いって大切なんだなと思いました。
そういえば、松岡修造さんが、TVで言っていたのですが、どんなにメンタルが落ち込んでいても、夜寝るときには無理やり笑顔を作るそうです。
そして、その笑った顔のまま眠るのだそうです。
その自分のやっている姿に笑ってしまって気分が回復すると仰っていました。
また、私には病を患っている友人がいるのですが、笑うことは、免疫力をあげるのにいいと、面白川柳の本を読んでいました。
自分自身のことを考えてみると、明らかに生活に笑いの要素が少ないかなと感じます。
頑張って「笑う」というのもおかしいかもしれませんが、なるべく意識して「笑い」のある生活を心がけたいなと思わせられました。
こんな感じになりました!
簡単ですね。
スピーチの全体をまとめて考えるとパニックになってしまいますが、
パーツに分けて考えて、つなげるだけ!
そう考えたら、少し気楽になりますよね。
本のタイトルだけがネタじゃない! 日常的に考える癖をつけると溢れるネタ頭脳になります。
時々、言われるのですが…。
「本のタイトルからの話って頻繁には使えないですよね?」
そんなことないですよ。
一言添えて、話せばどうでしょう?
「本屋をめぐるのが好きなもので、今日も、本のタイトルからの話で恐縮です。」
そう言って始めるのは、どうですか?
いっそシリーズ化しては?
まあ、冗談です。
それに、今回は、本屋さんに行くことをオススメはしましたが、何も本のタイトルからしかネタが拾えないなんてことはないのです。
新聞の記事
雑誌の広告
TVのニュース
ネットニュース
大切な事は、自分が気になったことを心に留める癖をつけるという事です。
どうして、今、自分は、このニュースに釘付けになったのだろう?
なぜ、道端の花に見惚れてしまったのだろう?
なぜ今日はコーヒーがこんなにものみたいのだろう?
何でもいいのです。
自分の気持ちを少し掘り下げてみることです。
常にそんなことをしているのは疲れるでしょうから、スピーチを用意するときだけでもいいかもしれませんね。
自分の「ナゼ?」に心を留めるのは、結構、面白いですよ。
これは、マメムの持論ですが、(余談です)
スピーチは、相手に話すことだけが目的なのではなくて、自分を知るためにも有効だなと。
自分って、なかなか掴みどころがなくて興味深いものです。
自分がどう感じたか、どう考えたかをネタにすれば、ネタが尽きることはないわけです。
自分というものは、常に空白ではありえないわけで…。
誰も居なくても、自分自身と会話ができるというのが、人間の特技?なのですから。
自分自身をネタにどんどんスピーチを作りましょう。
それでは、自分探し、ネタ探しがうまくいきますように。
アナタが少し気楽になれれば幸いです。