貸農園をお借りして菜園生活しています。
家庭菜園で人気の夏野菜と言えば「キュウリ」ですよね。
大好きです。
自分で栽培したキュウリは、たぶん贔屓目も入って、すこぶるウマイ!
たくさん失敗もしてきたけれど、
育てて良かったなぁと心の底から感じる品種が一つあります。
その名は「四葉きゅうり」
「すーよー」とか「すうよう」とか読むようです。
今回は、この「四葉きゅうり」を全力でオススメしたいと思います。
最初はビックリ! だってシワシワのイボイボだもの。出会いは最悪。すぐにお別れ。
菜園生活の1年目の時…、何もわからず、苗を買うのにも出遅れ…、
慌てて走った近所のホームセンター。
キュウリの苗は、ほとんど売り切れで、残っていた数本の苗を洗いざらい買い占めました。(と言っても、たぶん4本ほどだった。)
名前も知らない…、ただ「キュウリの苗」という認識しかなく育て始めたマメムと相方。
一応、すくすくと育ち、花が咲き、実がなり始めたころ…。
うっ?
おっ?
なんじゃこりゃ…。
シワシワで
イボイボで
細い
えっー。
食べられるのか…これ…。
ちょうど一緒に畑に来ていた相方も絶句…。
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/mu03.png)
失敗作だと思った
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/ha05.png)
![](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2019/04/ha05.png)
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水やりサボッタなと思った
菜園生活1年目のキュウリ…、今から考えると、あれは「四葉キュウリ」だったのです。
知らなかったマメムたちは、自分たちが栽培に失敗したものだと思い込んでいました。
水をたっぷりやって、しばらく様子を見よう…。
もしかすると、大きくなったらシワシワが消えてイボイボも少なくなるかもしれない…。
このときは、まだ、「ググる」なんて言葉を知らない時期で。
一応、1冊だけ持っていた「栽培の基本」という本で調べたけれど。
載っていた写真とは、似ても似つかぬ姿に不安を覚えるばかりだった。
得体の知れない(だから四葉キュウリだって)その苗は、どんどん大きくなった。
長さが30cmほどになっても、イボイボは健在だった。
シワシワは、マシになっていた。
少し太くはなったけれど、スリムなお姿。
でも、かなり長いし、これ以上、置いてはおけない。
収穫した。
もちろん、食べた。
結構、いけるな…
シャキシャキしてるな…
でも、2年目は、そのキュウリとは出会わなかった。
1年目の失敗(本当は失敗じゃなかった)を踏まえて、ちゃんと「夏すずみ」という有名な品種の苗を購入。
曲がったり、尻太りしたり、決して美しい姿ではなかったけれど、マメムの知っているキュウリのフォルムであった。
やっぱり昨年は、なんか失敗してたんだと納得した。(しつこいようだが失敗ではなかった。)
それから2年ほど、得体の知れないキュウリのことは忘れていたのです。
再びの出会い。今度は、ちゃんと名前を知ってた。「四葉キュウリ」を調べてみる。
再びの出会いも偶然だった。
いつもの通り「夏すずみ」の苗を購入したマメム。
その時、相方が言った。
「ヨツバキュウリって何だろう?」
ヨツバ?
今まで気にしたことなかったけれど、キュウリの苗には、たくさんの種類がある。
マメムは、友人に教えられた通り「夏すずみ」だけを目当てに、「夏すずみ」しか見ていなかったけれど。
確かに、「四葉キュウリ 病気に強い」というプレートが下がった苗の一群が…
病気に強いのか…
しかも、安い…
相方もやりたそうだし、育ててみることにした。
一応、すくすくと育ち
花が咲き
実がなり始めるころ
うっ?
おっ?
デジャブか?
再びの出会い
シワシワで
イボイボで
細い
1年目のキュウリって「四葉キュウリ」だったんだ。
この時は、「ググる」というワザを覚えていたので、さっそく検索。
シワシワでイボイボは、四葉キュウリの特徴だった。
失敗していたわけではなかったのです。
これが、四葉キュウリの特徴。すこぶる美味しい。
「四葉」は、ヨツバではなく「すうよう」と読みます。
一般的とマメムが思っているキュウリとは、見た感じが全然違います。
細いゴーヤ?に見えます。
今年、大雨の中から救い出した我が家の「四葉きゅうり」です。
形は、かなり悪いですが、これしか手元にありません。
ごめんなさい。
写真では、分かりにくいですが、通常のキュウリより長いです。
30cmはあります。
![四葉きゅうりの写真](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2020/07/suyo.jpg)
![四葉きゅうりの写真](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2020/07/suyo.jpg)
イボイボというか、トゲトゲと言った方がいいかもしれません。
触るとイタイぐらいイボイボが尖っています。
シワシワも特徴の一つです。
スーパーで売られている一般的なキュウリより水分の量が少ないのです。
でも、みずみずしくないわけではありません。
ちょっと、切ってみましょう。
これが、切り口です。
![キュウリの切り口の写真](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2020/07/kyuri01.jpg)
![キュウリの切り口の写真](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2020/07/kyuri01.jpg)
どうですか?
なかなか、みずみずしいですよね。
しかも、歯ごたえがあるのです。
こう見えて、皮が薄いのです。
イボイボで傷つきやすく、日持ちがしにくいそうです。
だから、出荷しにくいし、出荷して市場に並んでも、この見た目で敬遠されて、あまり売れない。
そういうことで、昔は、市場でよくお目にかかったようですが、今では、あまり売られていないキュウリです。
皮が柔らかく、香りも良く、濃厚なキュウリの味わい。
中華料理の炒め物に使われたりします。
そして、なんと言っても「お漬物」にしたときの美味しさよ。
本当に食べて欲しいわぁ。
育て方は、普通のキュウリと同じ。
病気に強く育てやすいらしい。(調べたら、みんな、そう書いてるし)
確かに、実感として他の品種よりは強いような…。
知らなかったから最初はビックリした見た目だったけど…
とくに、成長しかけのころがね…
でも、今は、もうなんとも思わない。
むしろ、この長さが愛おしい。
普通のキュウリの倍は長いね。
2本分あるね。
そこが、ケチケチ(節約家)マメムの心をつかみます。
オススメの食べ方は、これ! キュウリのキューちゃん漬け
四葉キュウリね、
生でポリポリ、サラダにしても美味しいけどね。
うちでは、サラダの他に、ぬか漬けにもします。
鶏むね肉と炒めても美味しい。
でも、なんと言っても、1位の食べ方はコレです。
「自家製キュウリのキューちゃん漬け」
つまり、醤油と酢と砂糖で味付けしたやつね。
キュウリが大量に採れたとき、いつも作るのだけれど。
これが、四葉キュウリで作ってみたら…
マメムが、四葉キュウリの栽培を続けている理由のナンバー1が、毎年、キューちゃん漬けを四葉で作りたいからです。
![きゅりの醤油漬けの写真](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2020/07/kyuchan.jpg)
![きゅりの醤油漬けの写真](https://imasara01.com/wp-content/uploads/2020/07/kyuchan.jpg)
我が家の形の悪い四葉キュウリも、キューちゃんにすれば、まったくわかりません。
今年は、大人の味、鷹の爪を入れてみました。
自分で作って言うのもなんですが…
すこぶる美味しい…
ぜひとも、四葉キュウリで味わってほしい1品です。
家庭菜園で四葉キュウリがオススメの理由!
四葉キュウリ栽培をオススメする理由は、
何と言っても、スーパーで、あまり売られていないという事です。
こんなに美味しいのに、見た目と出荷時の扱いにくさで敬遠されているわけです。
でも、家庭菜園ならね?
見た目は、そんなもんだと理解さえすれば問題ないし。
扱いにくさもね、家庭菜園なら特に問題ありませんしね。
夏野菜の代表みたいなキュウリ!
「いつも育てているよ」というなら、ぜひ、「四葉」も混ぜて!
「初めてだけど、何の品種が?」というなら、「四葉」にチャレンジしてみて!
とにかく…、
キュウリを食べているんだ、今ワタシ!
と強く感じることのできるキュウリなのです。
そして、ぜひ、キューちゃん漬けを作ってみてください。
ゴハンと食べてね。
そして…、毎夏…、
ああ、マメムも今ごろ、キューちゃん食べてるんだろうな。
そう思っていただければ幸いです。
ええ、ほぼ毎夏、間違いなく食べてますから…。
それでは、美味しい楽しい農園ライフを!
最近は、育苗するようになりました。