赤ちゃんが泣くと切なくなりますよね。
特に、理由がわからないときはなおさらです。
今回は、そんな新米ママさんに贈ります。
漫画「赤ちゃんと僕」の主人公、拓也くんの名言。
もしかして、笑ってあげた方がいいかも。
拓也くんは、ひょんなことから、
生後6か月の赤ちゃん(はやみ君)のママさんと知り合いになります。
この赤ちゃんが、まあ常に泣きじゃくっているのです。
ご近所さんからも、
「なんであんなに泣かすのかしらね?」
そう言われるぐらい。
どんなにママがあやしてもダメ。
泣いている理由もわかりません。
ああ~。
辛いよね。
本当に。
新米ママさんなら、なおさら辛いよね。
この物語の新米ママさんも、育児書なんか必死で読んで、
一人で悩んでおりました。
でも、ある時、拓也くんたちが、その新米ママさんのお宅に遊びに行ったとき、
さっきまで泣きじゃくっていた赤ちゃんが、
拓哉くんのおかげで大人しくなったのです。
大人しくなった赤ちゃんを拓也くんが、
新米ママさんに渡します。
すると、ママの顔を見た赤ちゃんが、
「うぎゃー」
また大泣きし始めたのです。
いやぁ、これはキツイわ。
「やだぁ。どうしてぇ」
自分も泣きそうになる新米ママ。
その時に、拓也くんが言うのです。
「でも、もしかして、笑ってあげた方がいいかも…」
その言葉で、新米ママさんは考えます。
「わたし、疾実(はやみ)にどれだけの笑顔を向けてあげてた?」
そして、赤ちゃんをのぞき込み、
「颯実(はやみ)」
名前を呼びつつ、ニッコリと笑ったのです。
すると、赤ちゃんが、
「だぁ」
ニコっと笑ったのです。
現実は、そんなにうまくは行かないかもしれません。
もちろん、これは漫画の話です。
でも、笑顔が笑顔を呼ぶのは真理ですよね。
赤ちゃんは、言葉を話せません。
自分の気持ちを伝えることができません。
だけど、気持ちがないわけじゃないのです。
常に何かを感じ取りながら成長しているのです。
特に、ママさん、あなたの感情を赤ちゃんは、
敏感に感じ取っていますよ。
子育てって大変ですよね。
泣きじゃくる赤ちゃんは、いくら我が子でも、
時にはイラッとしてしまうこともありますよね。
拓也くんの新米ママさんに向けた名言をもう少し。
「お姉さんは、颯実くんの世話 辛い? 大変?」
「なら、僕と同じだ。僕もそーだったよ。」
「でも、今は、実(拓哉の弟)は、ちゃんと大きくなっていってるよ。」
そうです。
多少、イライラして、もう嫌だって思うことがあっても大丈夫!
ほらっ、あなたを頼って伸ばす手を見てください。
小さい小さいその手。
かわいいですよね。
イラついたり嫌だと思うのは、
あなたが必死で頑張っている証拠です。
現実は、漫画みたいに、
すぐに「ニッコリ」なんてしてくれないかもしれません。
そんなときは、思い出して、
悩んでいるのはあなただけじゃないってことを。
そして、イライラする自分が嫌になったら、
その時は、自分に言ってあげて。
「あんた、結構、頑張ってんだね。」
ホント、あなたは、よく頑張っていますよ。
笑ってあげた方がいいに決まってる。
頑張っている自分のためにも赤ちゃんのためにも、
少し落ち着いて。
ちょっとゆっくりして。
そして、
どうぞ、赤ちゃんを見て、
笑ってあげてください。
そうすると、赤ちゃんは、それを感じてくれますよ。
それにね、
赤ちゃんに笑いかけてあげられた自分のことを、
あなたは、きっと好きになれます。
笑ってあげた方がいいかも。
赤ちゃんのためにも。
あなたのためにも。
それでは、また。
豊かで実りある人生を!
当記事で紹介した名言は、
「赤ちゃんと僕 白泉社文庫8巻」からです。
全巻はこちら。
赤ちゃんと僕 文庫版 コミック 1-10巻セット (白泉社文庫)
赤字は、すべて下記の本の引用です。
「赤ちゃんと僕」白泉社文庫第8巻
羅川真理茂 著
株式会社白泉社出版