「田舎に引っ越してどう?」「ゆったり過ごしてる?」
都会?の友人にそんなふうによく聞かれます。
あのね、田舎って、そんなにヒマじゃないのよ!
田舎暮らしに興味がある方は、
マメムの「とある一日」で、
是非、シュミレーションしてみてください。
「そこそこの田舎」の「5月のとある一日の記録」
まず、先に断っておきますが…。
マメムの住んでいる場所は、ド田舎ではありません。
近隣の人の言葉を借りれば「そこそこの田舎」です。
バスは、1日に、2本はありますし、2時間ほど歩けば電車にも乗れます。
買い物も1時間ほど車を走らせれば大型ショッピングモールがあります。
まあ、周囲は畑と田んぼと山ですが。
さて、そんな「そこそこの田舎」に住むマメムの「5月のとある一日」を疑似体験してみてください。(ノンフィクションです。)
週末の朝は、大型スーパーに買い出し。9時には着きたいのに窓にアレがいた…。
朝、9時の開店に間に合うように出発。
8時には出なければならない。
バタバタと用意をしていたマメムの足が窓のそばで止まった。
うっおー。
出た…。
だいたい4月、5月ぐらいに出るんだよ。
アシナガバチ
もう叫ぶこともなくなったが、初めのころは
ぎゃーす、ぎゃーす、叫びまくっていた。
相方と二人、しばし窓の蜂を眺める。
大きいな。
女王バチだな。
これ、網戸と窓の間にいるべ。外側じゃないな。
うそ。どうやって入った?
わからん。
時間がない。とりあえず帰ってきてから対処しよう。
時間がもったいないので、蜂は帰ってから対処することにしてスーパーへ向かいます。
平日は、一応、仕事なので週末にまとめ買いです。
開店時間の9時にお店に滑り込み、大量に食材を購入。
スーパーでの所要時間、約1時間。
家に帰っても、まだ蜂はいた。
家に到着。すでに昼。
蜂さんは、まだ窓に張り付いていた。
とりあえず、網戸をそーっと動かし、自力で逃げられるように誘導?する。
蜂…、動かない。
ああー、もう、早く飛んで行ってくれよ~。
見ていても仕方がないのでお昼ご飯を食べる。
しばし、休憩。
曇っているから暑くないだろうと畑へ行く
蜂が勝手に飛んでいくことを願いつつ畑へ向かう。
本当は、朝のうちがいいんだけれど、買い出しに行ったので仕方がない。
五月の畑は忙しい。
夏野菜の植え付けをせねばならないので、
何かとやること多いのよ。
とりあえず、支柱立てた。
だいぶ時間かかりました。
まだ、少し小さいけれど、ブロッコリーとカリフラワーを収穫。
仕方がない。だって、トマトを植えたかったんだもん。
場所が必要だったんだもん。
しかし、ブロコッリーは、脇芽が生えて、まあまあ収穫が楽しめるけど、カリフラワーは、一回ポッキリだもんね。
来年は、カリフラワーはやらないな。きっと。
そんなことを思いながら家路に着く。
蜂退治が待っていた。
家に着くと、すでに夕方の5時前だった。
蜂は…?
素早く家の中に駆け込み、窓を見る。
食い入るように見る。
イナイ…。
おおっ、自力で飛んでいったか。
よしよし。
念のため、家の周りを点検する。
もしかして、巣を作られているのでは?
マメム家は、一度、アシナガバチに巣を作られて、業者の出動を願った経験があるのだ…。
今回も、もしやして…。
いない。
巣もない。
ホッとした瞬間…、
相方の叫び声が…。
うわっ、あった。
マジっすか。
相方が指差す方向を見ると、
なんと、それはお隣さんの軒先だった…。
(注、マメムたちは一軒家ではなく長屋? ハイツ? みたいなところに住んでいる。本格的に田舎暮らしの家を手に入れる前に賃貸で練習中なのです。)
おおっー、お隣さーん。
すぐさま、インターホンを鳴らす。
「お隣さん、マメムです。」
「あらっ、こんばんわ」
「いや、ゆうちょーなこと言ってられません。まだ小さいけれど、お宅の軒にハチの巣できてまっせ。」
「えっー。」
と、まあ、そんな会話の後、お隣さんとマメムは蜂の巣を確認すべく軒下へ。
相方は、すでに家の中に避難。
幸いにも巣は1cmにも満たないほどの大きさ。
蜂が一匹、せっせと巣作り中。
「業者、呼ぶほどじゃおまへんな。」
「そうでんな。」
「やりまっか。」
「やりましょう。」
マメムたちが手にしたのは「蜂撃退スプレー」
この辺では必需品です。
とにかく、女王バチが一匹で巣作りしている今がチャンス。
働きバチが増える前に対処するのが蜂駆除の秘訣です。
うっおりゃー。
シュー。シュー。
10メートルジェット噴射の威力抜群。
2回のシューで蜂は退治できました。
「やりましたな。」
「やりましたね。」
満足の笑みを浮かべつつ解散。
収穫物を料理していただきました。
無事に蜂も駆除できたし、収穫したブロッコリーなどを食します。
写真撮るの忘れた…。
こんなにお洒落じゃないサラダを食べました。
ぐったりと疲れた「とある一日」でした。
田舎暮らし疑似体験できましたか?
うーん。
どうも、蜂退治の記事になってしまった感が否めませんが…。
でも、少しはお分かりいただけたのではないですか?
田舎暮らしは、「ゆったり」「まったり」ではありません。
結構、忙しいものです。
春になれば草花は美しいですが、雑草も生えます。
花が咲けば虫も来ます。
蜂もブンブンやってきます。
畑をやるのも田舎暮らしの醍醐味ですが、それなりに重労働です。
それでも、あえて、マメムは田舎暮らしを続けています。
なぜなら、その忙しさは、都会でのソレとは種類が違うからです。
都会暮らしをしていた頃も、いろいろ気ぜわしくセコセコと動いておりました。
今も、忙しいけれど、気ぜわしくはありません。
自分で作った物を収穫して食べるのはサイコーです。
虫にはなれます。(カメムシぐらいなら捕まえられます。)
蜂退治も、お隣さんと「怖いよ~」と言いながらも、どこか楽しんでいるのです。
マメムには「そこそこの田舎」暮らしが性に合っているのでしょう。
アナタも、もし興味があるなら、どうぞ一度経験してみてください。
いきなり家を買わないでね。
賃貸で練習して、性に合うかどうか試してみてください。
アナタにも田舎暮らし、楽しんでもらえると嬉しいです。
それでは、楽しい美味しい生活を!