マメムです。
甘酒を飲み始めたのは、たぶん3年以上前。
いろんな良いことがあると絶賛されている甘酒ですが、果たして本当に、その通りなのか?
3年以上飲み続けた実体験と、なぜ、甘酒がいいと言われるのかを調べてみました。
(ここで言う甘酒とは、酒かすではなく米麹で作る甘酒のことです。)
甘酒を始めたきっかけは本とTVに踊らされたから。でも、本気になったのは高血圧改善のため。
甘酒を飲み始めたきっかけは、単純なこと。
所謂、マスコミに踊らされるという動機です。
だってねぇ。
痩せるとか…
やせるとか…
ヤセルとか…
まあ、そういう文字に弱いマメムです。
いつか、ダイエットに成功しました記事をブログに上げるのが夢です。(ウソです。)
なんとなく、身体にも良さそうだし
ラクに痩せれるならいいかって気軽に始めました。
でも、ある時、本屋さんで山積みされていた本を手にとってしまって…
ふむっ。
ちょっと本気でやるか…と決意したのが3年前。
3年前、ちょっとした甘酒ブームでした。
本屋さんにも、甘酒関係の本が山積みされていました。
その中で手に取った1冊の本がこちら。
普段なら買わないであろう本です。
なんで買っちゃたんだろうな。
特に、他の甘酒の本と違うわけでもなく
これと言って特色もない(笑)
体験談が多くて内容は薄いような…
(買っておいて言うのもなんだが)
本当にたまたま手にとっただけ。
なんとなしに買ってしまったというのが本音。
でも、買ったからには、じっくり読みました。
痩せたよ~って証言とか
便通良くなったよ~って証言とか
へっー
そうなんだ~
と思いながら読み続けると
うんっ?
何?
血圧下がった?
えっ?
甘酒って血圧下がるの?
何でも、
血圧を上昇させるACE(アンジオテンシン変換酵素)というものがふくまれているそうな。
それは、酵素の働きを阻害して、血圧の上昇を抑える効果があることが判明してるそうな。
自慢じゃないが
(自慢にはならないが)
マメムは血圧が高い。
健康診断では必ずひっかかる。
要検査で病院に行かされる。
降圧剤は拒否し続けているが、飲んだ方がいいですよと言われるレベルで。
だから、もし、
本当に甘酒で血圧が下がるのなら…
マメムが本気で甘酒を始めたのは、
あわよくば、
血圧よ下がれ!と目論んだからです。
一般に言われている甘酒の効能って?
甘酒は「飲む点滴」とか「飲む美容液」と呼ばれているのは周知の事実。
ものすごく、効能ありそうな期待値を煽る呼び名です。
マメムもね、飲むだけで血圧下がるって信じてましたから…。
こんな効能があるらしい
一般的に謳われている効能ですが…。
疲労回復
便通改善
美肌効果
ダイエット
血糖値改善
血圧改善
抜け毛
体臭
認知症改善
えっ~。
こんなに?
さすがに、あまりの絶賛されっぷりに引いてしまったのでこれぐらいにしておきます。
まとめサイトの中には、
「これだけで体の悩みが丸ごと解決する」
みたいなのもありましたね。
そりゃね、
これだけ効能があると言われれば飛びつくね。
食べ物だし。
安全そうだし。
マメムの購入した本にもいっぱい証言が掲載されていました。
石原良純さんは、便通改善に効果あったとか。
元タカラジェンヌの紫吹淳さんのばあやさんは、ダイエット効果と血圧改善。
権威ありそうなお医者さんの話も載ってました。
ふむ。
これは、期待できるのか?
実際、栄養素はどんな感じなの?
さて、本当のところ、甘酒には、どんな栄養素が含まれているのでしょう?
大きく分けると
ビタミンB群と必須アミノ酸が入っているという事なのです。
ビタミンB群
ビタミンB1・B2・B6・B12
パントテン酸
イノシトール
ビオチン
葉酸
必須アミノ酸
ロイシン・イソロイシン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスジオン・フェルアラニン・メチオニン・リジン
こんな感じの体に良さそうなものが含まれています。
あと、食物繊維とか、オリゴ糖、ブドウ糖なども含まれるようです。
ビタミンB群の働き
ビタミンB群の主な働きは、エネルギーの代謝です。
ビタミンB群が不足していると、とにかくパワーがでません。
体内の代謝がスムーズに行われにくくなるので、食べた他の栄養素がうまく活躍できないのです。
ビタミンB群は、いろんな部分に関わっています。
ただ身体に力を与えるだけではなく、様々な部分に働きかけます。
皮膚の健康を保つ
筋肉の緩和
神経の正常な働きを維持する
髪の毛の健康を助ける
アルコールの代謝を助ける
まあ、とにかく様々なことに関わっています。
ビタミンB群が豊富な甘酒…
なんか、様々な効能が謳われるのは、そのせいなのかな.
必須アミノ酸って何?
人の身体はタンパク質でつくられています。
タンパク質は、20種類のアミノ酸から構成されています。
その20種類のなかでも2つのグループに分けれていて…。
体内で合成できるアミノ酸を
「非必須アミノ酸」と呼びます。
合成できないアミノ酸を
「必須アミノ酸」と呼びます。
ああ~、学生時代がよみがえります。
マメムは必須アミノ酸を覚えさせられました。
呪文のようなカタカナたち。
苦戦したわ。
アミノ酸は、身体をつくる素みたいなものですから不足すると、そりゃ困ります。
筋肉、骨、髪、血液、免疫抗体もタンパク質つまりアミノ酸が不足すると異常をきたすのです。
でね、ここまで読むと疑問がわきます。
アミノ酸とビタミンB群の働き、かぶってね?
はい。正解!
ガッツリかぶっています。
というより、ビタミンB群が、アミノ酸たちをサポートしてよりよく働けるようにしているという感じでしょうか。
ビタミンB群は、主役のアミノ酸を支える縁の下の力持ちなのです。
身体に良い栄養素が甘酒には豊富に含まれている。3年飲み続けて実際どうだったのか? 本当の話。
甘酒には、ビタミンB群と必須アミノ酸が豊富に含まれています。
これが、甘酒の多種多様な効能が叫ばれる理由です。
マメムの実体験の話をしましょう。
3年間、朝と晩に飲んでいます。
一日、100CCから200CCぐらい。
まあ、気分でいい加減な分量で摂取しております。
身体の変化は…。
痩せたか?
テヘッ。ヤセナイ(笑)
血圧は?
下がりはしない…
上がりもしない…
でも、
あきらかに違うと実感していることが2つ。
一つは、疲れの軽減。
特に、夏場ね。
3年の間、ちょっと、サボッた時期がありまして。
暑くなると、我が家の朝食には、グラノーラが出現するのですが…
そうすると、ナゼか、甘酒を忘れてしまうという。
ナゼかは、分からないけれど飲むのを忘れる。
あるとき、1ケ月ぐらい忘れていまして。
作るのを忘れていた。
相方がつぶやきました。
なんか、しんどい。疲れが取れない。
奇遇よのぉ。マメムもだよ。
思い当たることと言えば、「甘酒」を飲むのを忘れていたことだけ…
もしかして、「甘酒」かなぁ~
再び飲み始めたところ。
1週間ぐらいで。
なんか、少し元気が出てきたような気が…
劇的な変化というより、踏ん張る力が底の方に出てきた感じ。
疲れるのは疲れるけれど、何の気力もないという状態にはならないというか…
もう一つ実感している効果は…
肌荒れです。
マメムの相方は肌が弱い…
たいてい決まった時期に、目の周りが痒くなってガサガサになる。
花粉症ではないと医者は言う。
それが、甘酒を飲み始めた年、出なかったというか、ものすごく軽くてすんだ。
毎年、目を腫らして、ほっぺをガサガサにしていたのに…
でも、実は、その年には、それが甘酒の効能だとは思わなかった。
次の年、飽きたのか、甘酒をさぼっていた相方。
すると、出ました…。
目カイカイのほっぺガサガサ。
目薬を注しながら、ぼやく相方。
昨年は出なかったのに。
確かにね。なんでだろ?
何が違う?
おう、甘酒だ!
それ以来、相方は甘酒をさぼりません。
劇的に、次の日に治ったってことはないけれど、徐々にマシになって、それで、次の年は出なかった。
疲労回復と肌荒れ。
我が家で甘酒効果をはっきりと体感したのは、その2つだけです。
それでも、私が、甘酒を飲み続けている理由。そして、オススメかなと思っている理由。
エネルギーの代謝を助けるビタミンB群が豊富に含まれるので、ダイエットの効果が謳われるのだろうなと思います。
でも、だいたい、普通の食事にプラスして痩せるって言うのは考えられないなぁ。
(一応、栄養学の勉強してたマメムの意見です)
疲労回復と肌荒れに効果を実感って、
甘酒じゃなくても、チョコラBBでもいいんじゃんね(笑)
それでも、マメムは、毎日の習慣として甘酒を取り入れていこうと思っています。
おそらく、マメムの食生活では、効率よくビタミンB群とアミノ酸を摂取できていないと思うのです。
1週間ぐらいサボッたところで、そんなに身体に変化を感じることはないけれど。
でも、不足すると疲れが取れないのは実感したし。
効率よく必要な栄養素を摂取できるという意味では重宝かなと。
血圧も下がりはしていないけれど、上がってもいない。
体重も、減りはしないけれど増えもしていない。
もしかして、精神的な安定とか、抜け毛とか、皮膚の調子とか、気が付かないところで効果があるのかも…
ビタミンB群は、水溶性だし、いろんな食物に含まれてはいるけれど、摂取しにくい栄養素なのかなぁと個人的には思っています。
だからね…
劇的に何かの変化を求めて飲むというのはオススメしないけれど。
効果的なビタミンB群と必須アミノ酸を摂取する方法としては、オススメかなぁと思います。
これで何かを変えてやろうと期待していると、心にも身体にもいい変化はない気がします。
身体の不調を感じるなら、
ビタミンB群と必須アミノ酸と、他にも栄養素があるらしいから、甘酒飲んで、必要分を補おうかな。
こういう感じで、上手くつきあうのがオススメです。
マメムは、特に夏なんかに甘酒を飲むと、身体が、キュピーッと吸収していくような気がします。
おうっ。
これだよ。
これが必要だったのよ。
そう身体が言ってるようなね。
もちろん、妄想ですが。
不足しがちな栄養素を身体が上手に吸収してくれれば、
うまいこと動けるようになると思うのです。
もちろん、それは、甘酒でなくても、他の食物から摂取してもいいわけです。
何かが足りないから、相方の肌がガサガサなわけで。
栄養が上手くエネルギーに変わらないから疲れるわけで。
抜け毛とか…
肩こりとか…
筋肉痛とか…
不眠症とか…
肥満とか…
もしそれが、ビタミンBなどの不足によって引き起こされているなら…
甘酒には効果があると思います。
マメムが痩せないのは、
ビタミンB群とアミノ酸不足ではなく、暴食と運動不足のせいでしょう(笑)
血圧が下がらないのは、痩せたら下がると言い続けるお医者の言うことを聞かないせいでしょう(笑)
それでも、何もしていないのに、現状を維持できているのは、甘酒のおかげなのかなぁと思ったりするわけです。
甘酒は、飲むだけですべてが改善する万能薬ではないけれど…
栄養素が足りないことによって引き起こされる不調の改善には役に立つと思うし…
必要な栄養素補給することで健康を維持することもできるかなとも思う。
サプリや栄養補助食品的な感覚で上手に摂取してみてください。
味が苦手でなければ、オススメですよ。
うまく摂取して、快適に暮らしましょう!
甘酒を毎日飲むなら、ヨーグルトメーカーが便利です。