ペーパードライバーを脱出したばかりの皆さんは、前方に走っている車の速度が遅いからと言って追い越したりはしないと思います。
でも、前方に走っているのが原付さんだったり自転車だったりしたら?
追い越すしかありませんよね。
仕方なく追い越すときに、心に少しでも余裕を持てるようにおさらいしておきましょう。
前方に自転車が走行中!追い越したいけど、タイミングがわからない!
マメムは、そこそこの田舎に住んでいます。
ほとんどが片側1車線です。
でね、一応、車通勤なのですけれど。
最近、運動のためなのかしら?
自転車で、通勤されている方が増えたようです。
もちろん、それは、いいのです。
自由なのです。
どんどん乗ってもらっていいのです。
ただね…
苦手なのよ…
マメムは、追い越すのが…
自転車も、結構スピードでるしね。
なるべくハシに寄ってくださってはいるのだろうけれど。
それでも、ちょっと怖いのですよ。
自分の車しか走っていなければね、
一応、マメムもすんなりと追い越せます(笑)
でも、対向車や後続車がいたら、
なんか、緊張しちゃうんだなぁ。
後ろの車に迷惑だから早くしなきゃとも思うし、前から車は来てるし…
というわけで…
自分のために、少し追い抜き・追い越しのおさらいをしてみました。
追い抜きと追い越しは違うって!でも、別に覚えるほどのことでもなかった。
恥ずかしながら、追い越しと追い抜きって、言い方の違いだけで同じことだと思っていました。
それで、調べてみたのだけれど。
追い越しとは、進路変更をして前走車の前に出る行為です。2車線以上の道路で車線変更をして前に出ることも追い越しに該当します。自動車を追い越そうとしている自動車・原動機付自転車・軽車両をさらに追い越す行為は「二重追い越し」といい、危険行為であるため処罰対象になります。ただし、原動機付自転車および軽車両を追い越す車をさらに追い越す場合の罰則はありません。
おとなの自動車保険HPより
追い抜きとは、進路変更せずに前方の車の前に出る行為です。左脇に停車している車の側方を通過する行為や、2車線以上の道路で左車線を走行する車を右車線から進路変更をしないまま追い抜く行為が該当します。追い越しには道路交通法で明確な規定があるのに対し、追い抜きには規定がありません。
マメムが頭をフル回転させて咀嚼した結果…
追い越しとは
車線を変更して前方の車の横を通過して、その前に出ること
追い抜きとは
車線変更をしないで、隣の車線を走る、
もしくは停車している、前方(つまり左の前方)の車を追い抜くこと
つまり、前方にいる車をハンドルを切って車線を越えるとか変更するとかして抜かしていくことが追い越し。
隣の車線で走っている(停車している)車の横をただただ通りすぎるのが追い抜き。
という理解に落ち着きました。
この際、追い抜きのことは忘れて大丈夫です。
マメムたちに必要なのは、追い越しの知識のみ!
完全な余談ですが…
いやぁ、たったこれだけのために頭と時間つかったわ。調べても調べても、何言ってるのか、まったくわからなかった。自分の理解力の無さを痛感しました。
最終的に、某知恵袋で「明日、卒業予定です」という現役教習生の説明が一番分かりやすかった。
(2008年の回答だったけどね)
さすが、習いたては違うわ。
追い越しには法律の規定があります。標識とセンターラインの種類に注意!
追い越し(車線変更して追い越す)には、決まりごとがあります。
確か教習所で習ったはず…
覚えてない。
調べました…
追い越し禁止標識をおさらいしましょう。
追い越し禁止の標識のある場所では、もちろん追い越しは禁止です。
追い越し禁止の標識は、こんなやつです。
これは、わかりやすいですね!
ちゃんと追い越し禁止の文字がありますものね。
これは、もちろんこういう意味です。
この標識のある場所では、追い越しをしてはダメ!
では、追い越し禁止の文字のない標識はどうでしょう?
さっきとの違いは、文字があるかないかですね。
これは、こういう意味です。
追い越してもいいよ。ただし、センターラインからはみださなければね。
実際、狭い道路だとセンターラインをはみ出さずに追い越すって、なかなかできませんよね。
この標識が狭い道路にあったら、実質、車に関しては、追い越し禁止と思っていいかもしれません。
ただ、原付さんやら、自転車さんやらを追い越すことは可能ですよね。
左に寄ってくれたりするでしょうし。
注意してセンターラインを越えないように追い越しましょう。
センターラインの種類をおさらいしときましょう。
センターラインの種類は、とりあえず3種類だけ理解しておけばいいと思います。
まずは、白色の実線。
白色の実線は、広い道路に引かれています。
道路の幅が6メートル以上のある場合は、白色の実線です。
だから意味はこうなります。
広い道だから白線からはみ出さないで。はみださなければ追い越しOK!
右側にはみださなければ追い越し可能です。
言い換えると、絶対に右側にはみだしたらダメってことです。
例えば、路上駐車の車があったら避けて通過しますよね。
その場合でも、白色の実線からは、はみでちゃダメってことなのです。
障害物を避けるためでも、はみ出しちゃいかんというのが白色実線のルールなのです。
何となく白色のイメージからして安全で優しいみたいに思っていましたが、結構、厳しいですね。
白色実線は、はみ出さずに追い越し!
覚えましょう。
次は、白色の点線。
白色の点線は、狭い道路に引かれています。
6メートル未満の道路です。
白色の点線(破線)の意味はこうです。
狭い道でしょ。はみ出して追い越してくださいな。
右側にはみ出して追い越して大丈夫です。
要するに、点線は追い越し可能ということです。
対向車に注意して、自信をもって追い越しましょう。
白色点線(破線)は、追い越しOK!
はみだしても大丈夫。(注意はしてね)
最後に、黄色の実線です。
黄色い実線も狭い道路に引かれています。
意味は、こうです。
狭くてごめんね。でも、追い越しのためにはみ出すのはやめてね。
狭いのに、はみ出せないなら、これは、実質、追い越し禁止ですよね。
ただ、わざわざ、「追い越しのためのはみ出し」と定義してあるのは、その他だったら、はみ出しても、やむを得ないなという事です。
さっきと同じ例えにしましょう。
路上駐車の車があったら避けて通りますよね。
この場合、路上駐車の車は、
車両ではなく「障害物」扱いとなります。
追い越しではなく、
障害物の横を「通過」するだけなので、
はみ出してもよいというわけです。
その他、路線バスとか、宅配便の車両とか、停車中の車は同じ扱いですから、安心して「通過」しましょう。
黄色実線は、実質、追い越し不可!
ただし、停車中の車や障害物は通過OK!
追い越しの極意は、しつこいほどの確認です!
これもね、経験と慣れしかないと思うけれど。
心の余裕のためにおさらいしましょう。
今回は、片側1車線、はみ出し追い越しOKの場合を想定します。
- 追い越そうとする目的物の前に自分の車が入れるスペースがあるか確認する
- 対向車がいないことを確認する
- 右ウインカーをだす
- 目標物と接触しないように十分な距離をとりながら追い越す
- 左ウインカーを出しながら安全な距離を確かめて目的物の前に入る
とにかく、対向車を確認してくださいね。
来てるなと思ったら無理しないこと!
無理していいことは何もありません。
自転車を追い越すときには、相手がフラフラして倒れたとしても当たらない距離で抜かすのが安全です。
自分の後ろに車がいないときには、ゆっくり走っても問題ありませんよね。
よし行ける!という自分のタイミングで追い越せばいいです。
ただ、自転車や原付は、後ろにずっと自動車がいると、圧迫を感じて怖いらしいです。
「もう追い越さなくても、30キロでも、ゆっくり付いて行けばいいや」
なんて思わず、ある程度のところで追い越してあげてくださいね。
前がゆーっくり走る自動車の場合は、無理やり追い越さなくてもいいかもしれません。
ベテランさんは、後ろからビュンビュン追い越してくるでしょうが、気にしなくても構いません。行けるな!と思ったら、アナタも追い越してみてください。
とにかくね、確認ですよ。
前から車がきてないことをしつこいほど確認!
片側1車線の道なら、対向車に気を付けていれば、ほぼほぼ大丈夫でしょう。
2車線の場合は、右側後方が怖いけど、それはまた、車線変更についての記事に書きたいと思います。
それでは、また!
安心で快適な運転を!
ベテランドライバー
「のっぴーさんのブログ」では、
詳しいルールが説明されています。
運転の仕事をされていたそうです。
安心感がありますね。