自分は、もうダメだ。
自分なんて。
そう自分をあきらめている人へ。
今回の名言は、
そんなあなたへ贈ります。
山がいいと思えるなら大丈夫!
これは、八木重吉の「山」という詩です。
(仮名遣いは原文のままです。)
けさはやまがいいとおもえる
山がいいとおもえるうちは
わたしもじぶんをあなどれない

自分をあなどってはいけません。
「侮る」の意味をgoo辞書で調べました。
人を軽くみてばかにする。軽蔑する。見下す。
そう書いてありました。
アナタは、アナタを軽く見てはいけません。
見下すなんて、とんでもない!
なぜって?
それは、アナタが「山」をいいと思えるからですよ。
つまりね、
まだ、何かしら「心」が動くってことです。
心が動くって、大事なことなんですよ。
何をするにしても、
「心」が動かなければ、何にもできないんですから。
心を動かさないで、ただ生きていると、
病気になってしまいます。
マメムがそうだったように。
山を見て下さい。
空の青さに映える緑の山を見て、
それを「いい」と思う、
その心があるうちは、大丈夫!
アナタは、まだまだ「あなどれ」ません。
実際、私が病的に落ち込んだ時、
もうダメだと心底、自分を否定したときは、
「山」を見てもなんとも思いませんでした。
でも、幾年か経って、
少し回復した「ある日」、
ふっと見上げた「空」が素晴らしく
「良かった」のです。
それは、説明できないけれど、
なんとなしに、
雲がちょっとだけ浮かぶ空を
いいな
そう思ったのです。
そう思った瞬間、涙が、ナゼか溢れました。
泣くって大切ですよね。
泣けるって、なんか心が戻ってきた感がありますよね。
山ではなかったけどね…。
重吉の詩は、その後に知りました。
けさはやまがいいとおもえる
山がいいとおもえるうちは
わたしもじぶんをあなどれない
マメムは、この詩を読んだとき、
思わず、
ニマリ
としましたよ。
マメムも、まだまだ、あなどれないなって。
だって、「空」を見て泣けたんだから。
さあ、山を見て! まだ大丈夫です。
自分なんて、もうダメだ…。
そう思うなら、
さあ、山を見て!
空でも、
道ばたの花でも、
映画でも、
写真でも、
音楽でも…。
それを、アナタが
いい
そう思えるなら…。
大丈夫。
アナタは、まだまだ、あなどれません。
まだまだ、何かを持っています。
まだまだ、進めます。
アナタは、決してダメなんかじゃない。
あなたがアナタを諦めるのは早すぎます。
山がいいとおもえるうちは
あなたもアナタをあなどれませんよ。
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それでは、また。
豊かで実りある人生を!