ナルニア国物語大好きです。
美味しいものがいっぱい出てきます。
今回は、「ライオンと魔女」から…。
ビーバーさん夫婦が、4人の兄弟姉妹をもてなしたメニュー。
マスのフライとじゃがバター、マーマーレード菓子。
じゃがバターは、永遠のあこがれ!
まずは、「ライオンと魔女」の一節を…。
濃い黄色のバターの大きなかたまりがテーブルの上に出ていて、そこから好きなだけバターをすくって、ジャガイモにぬって食べるのもすてきでしたが、
ちょっと…、なんですって!
濃い黄色のバターの大きなかたまり!
すきなだけ塗ってジャガイモにつける!


子どものころは、好きなだけバター付けると、
「こらっ、もったいない!」
と怒られた。
大人になったら、好きなだけバターって、
カロリーなるものに怯えて控えてしまう…。
ああ、好きなだけ「じゃがバター」にして食べてみたいよ~。
じゃがバターって、
バターたっぷりのじゃがバターって、
永遠のあこがれだよね~。
ルイス先生…、あなたは、美味しいものをよくわかってらっしゃいます。
メインは、獲れたての魚のフライ
ビーバー夫婦のおもてなしメインのメニューは、魚のフライでした。
とりたてのさかなをフライにするにおいがどんなにおいしいそうだったか、できあがるまで子どもたちがどんなに待ち遠しく思ったか―


半時間前にとった新鮮な川魚を半分まえにフライパンから皿にうつして食べるほど、すばらしいことはないと、子どもたちは思いました。
この川魚は、「マス」のことです。
ビーバーさんが、「竹やの竹えもん」と、となえるより早く、
サッと手ですくい上げた「マス」です。
それを、フライにして食べたんだね~。
小学校のとき、
マスのつかみ取りっていうのを、
やったことがあります。
あのときは、「塩焼き」だったけど美味しかったな。
フライって、揚げたてを、ホフホフしながら
食べるのが最高!なんですよね。
最後に出てきたのは、マーマーレード菓子です。
それでは、デザートがでてくるくだりを…。
ビーバーおくさんが、まったく思いがけないごちそうをオーブンからとりだして、やかんに火をかけました。それは、すてきにねとねとする大きなマーマレード菓子で、焼き立ての湯気をほかほかたてていました。
なんだろ~。
すてきにねとねとするマーマーレード菓子って。
マメムは、ずっと「マドレーヌ」だと勘違いしてました。
この記事を書こうと思って、
再度、しっかり見たら、
「マーマーレード」だった…。
何十回も読んでるのに、いかにいい加減に読んでるかだよね…。
ロールケーキでは、なかったかもしれませんが…。
これは、これで、美味しそーだ。
こんなシャレたかんじじゃないよね。
もっと、素朴な感じの焼き菓子だったかも。
それにしても、
このメニューだったら、大満足ですね。
お茶を手にもって、みんなは、腰かけをうしろにひいて壁によりかかり、まんぞくのため息をもらすばかりでした。
まあ、そうなりますよね。
満腹満足。
スゴイよね~。
末っ子のルーシーを助けてくれた「タムナスさん」が行方不明なのに…。
ちょっと危険な感じが漂っているのに…。
なぜか、この場面は幸せいっぱい。
次男のエドマンドは、これから兄弟姉妹を裏切って、
魔女のところに行くのに、
しっかり「デザート」まで味わってから抜け出したんだな~。
こういう、なんか、ほっこりした場面があるのも「ナルニア」のいいところですよね。
ナルニアを読んだことのない方には、
当記事では、物語の内容は全くわかりません。(笑)
美味しいものでてくるんだな、
楽しそうだな、
そう思って、手に取って読んでいただければ幸いです。
大人も十分に楽しめます。
それでは、明るく愉快な毎日を!
その他のナルニア関係の記事です。

当記事の引用文は、すべて以下の本からです。
岩波少年文庫
ナルニア国物語「ライオンと魔女」
C・Sルイス著
瀬田貞二訳